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竹内 裕 著 「古代日本千年史」
この本は「史書や定説を疑っている人への」という副題が付いていますが、著者はアカデミズムの臭みの無い、アマチュアの目線で古代史論を展開します。
「渡来史観」を原点に、「製鉄・土木・物流・金利」といったお米以外の経済要因を常に視野に入れて、整合性を重要視しています。また言語論ではアクセント重視のユニークな展開もみられます。全体の構成は、各時代の論点に付いて、あるいは断定し、あるいは結論を保留して正直に記述されています。つまり本人も明言している通り、「在野の研究者の説からも正しいと思うものは、取捨選択」して取り上げています。この著書は、何度も古代史の迷路に直面し、その都度迷路から抜け出し「大局観」を得た竹内史観の軌跡なのです。
著 者 |
竹内 裕 |
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発行所 |
彩流社 |
発効日 |
2002年3月1日 |
定 価 |
2100円 |
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